褒めるが一番
生まれたときから自分に自信のない子どもというのは、本当に少ないのではないかと思います。
最初は自分にある程度の自信があっても、失敗をしたり、その失敗に対して周りから指摘を受けることで、持ち合わせた性格と合わさって自分に自信を持つことができなくなってしまうことが多いのではないでしょうか。
こうしたことから、子どもに自信をつけさせるには、やはり子どもを褒めてあげることが一番です。
子どもがやりたがっていることであれば、悪いことでなければ積極的にやらせてあげる。
そしてその結果を褒めてあげることで、子どもはどんどん自分に自信を持てるようになっていきます。
褒め方にもコツがあり、子どもを褒めるときには「何をしていることに対して褒めているか」がしっかりとわかるように褒めてあげるのがポイントなのだそうです。
絵を書いていて、きれいな色使いをしている点を褒めてあげたいのであれば、「いろいろな色を使ってきれいに書いているね」など、ただ「上手だね」と褒めるよりも、より具体的に褒めるほうが、子どもの自信に繋がりやすいと思われます。
人格の形成はより早い時期が重要
自分に自信をもつことができる子どもに育てるためには、やはりより早い段階で意識することが重要です。
子供の性格が出来上がるのは3歳までの教育が、とても大切だといわれていますので、できるだけ3歳までの間にこうした褒め方を意識できることが望ましいといわれています。
褒めるというのは簡単なようで、ダメ出しするよりも実はとても難しいのだそうです。
やってはいけないことをダメというのは簡単ですが、子どものしていることについて論理的に褒めるというのは、大人もかなり気を使います。
しかし、自分に自信が持てるようになると、いろいろなことに興味をもち、さまざまな経験をしようとします。
いろいろな経験は脳の発達はもちろん、将来やりたいことを絞って行く上でもとても役立ちますので、多方面からみて自信を持つということはとても大切なことなのです。
もし子どもが何かを間違えてしまったときは、改善策を見つける力を養ってあげてください。
どうして間違えてしまったのか、正しい答えを見つけるためにはどんな考え方をすればよいのかということを、親も一緒に考えてあげます。
改善策を見つけることができるようになれば、失敗や間違いを恐れなくなりますので、間違ってしまっても自信を喪失することはありませんし、間違えることでよりたくさんの経験をすることができます。
子どもに自信をつけてあげるには、まずはいろいろなことをやらせてみること。
そして、その過程や方法を褒めてあげること。
もしやらせたことを間違えてしまったのであれば、一緒に改善策を考えてあげ、改善できたらそれについても褒めてあげること。
これを続けていくことで、しっかりと自分で考えて行動できる子に育っていくはずです。