好き嫌いしない子に育てたい

sukikirai

離乳食の時期からいろいろなものを食べさせてあげる

子どもの好き嫌いは、小さいころの食事が大きく影響しているといわれています。
離乳食の頃からいろいろな食材を取り入れたり、小さいころから積極的にたくさんの食材に触れさせることで、比較的好き嫌いの少ない子に育つようです。

また、できるだけ手作りの食事をつくってあげるように心がけることも大切。
外食だと、味付けが濃かったり、化学調味料を豊富に使用しているものが多く、化学調味料は子どもにとっておいしいと感じるものが多いため、化学調味料のもの以外を好まない子になってしまう可能性があるのです。

食事は1日3回、そしておやつを同じ時間にきちんと与えてあげる。
できるだけ手作りのものを与えるようにするなどといったことを意識するだけでも、大きく食育に繋がっていきます。

手の込んだ食事でなくてもいい

手作りといっても、手の込んだものをたくさん作らなければいけないというわけではありません。
例えば未就学児の朝ごはんの場合、野菜を3種類くらい入れた味噌汁と納豆、そしてごはんだけでも十分です。

味噌汁のダシはできるだけ天然の食材からとってものを使用するのがベスト。
鰹だしをまとめてとって冷蔵庫に入れておけば、一週間は日持ちします。
また煮干しだしであれば、前日保存容器に水と煮干しを入れておき、翌日そのまま水を鍋に移して日にかけるだけで、おいしい煮干しダシがとれます。

昼ごはんについても、何品もたくさんつくらなければならないということではなく、旬の食材をシンプルな味付けでいただくことを意識するだけで十分。
これを習慣化させることで、何でも食べられる子どもに育ってくれます。

離乳食が始まるころは、味の風味がわかってくると、香りの強い野菜などを好まない時期がやってきます。
そのときはいろいろな食材と混ぜてミキサーにかけ、おじやにしてしまうなど、少しだけでもいいので口に入れるようにしていくと、いつの間にか食べられるようになっていることが多いです。

嫌がるからといって避けるのではなく、嫌がる食材をちょっと上手にごまかして少しずつ食べさせることで、将来的に好き嫌いをしないで何でも食べてくれるようになりますので、手軽にできるメニューから初めてみるとよいでしょう。

離乳食の開始時期についてはいろいろな説がありますが、今は内蔵がしっかりできあがった生後半年以降から始めるのが、理想的だといわれています。

あまり早いと内臓に負担をかけてしまうので、早すぎないほうがよいというのが今の考え方です。

1歳くらいになると、少しずつ匂いのするものがわかってきますので、その頃に根気よくいろいろな食材を食べさせることができるかが、第一関門となってくるでしょう。