反抗期を迎えたら

反抗期があるのは謙譲な証拠

子どもには、2回の反抗期が訪れるといわれています。
それぞれの子どもによって訪れる年齢には違いがありますが、大きく分けて幼少期と思春期に訪れるのだそうです。

幼少期はまだ言葉もままならないころなので育児が大変、くらいの認識ですが、思春期の反抗期はどう扱っていいのかわからず、親も戸惑ってしまうもの。

しかし、反抗期があるのは精神的に正常な証拠で、反抗期があるからこそ、大人になって安定した精神でいられるようになるといわれています。

逆に、反抗期がなかった子どもは、大人になってから精神が不安定になりやすかったり、自立した大人になれない子が多いといわれていますので(あくまで噂で、科学的に証明されているわけではありません)、反抗期が来たからといって落ち込んでしまうのではなく、前向きに対処しましょう。

反抗期の特徴

反抗期に見られる症状のひとつとして、「親と一緒に行動したがらない」というものがあります。
特に友達に親と一緒にいるところを見られるのは、いつまでも親にベッタリなようで恥ずかしいと感じてしまうようです。

振り返ってみると、自分たちも親と一緒に行動することが煩わしく感じてしまう時期があったのではないでしょうか。
しかし、親自体が嫌いというわけではないので、親が落ち込む必要はありません。

子どもがあまり一緒に外食したがらない、旅行にも行きたがらないというときは、無理に連れていくのではなく、そっとしておくほうがよいようです。
一時的なものなので、また子供の方から一緒についてくるようになります。

無理に連れて行こうとすると、意固地になって余計に親と一緒にいることを嫌がるようになってしまいますし、親だってつまらないですよね。

親と一緒に食事をしたがらないときは

前述した「一緒に出かけたがらない」などは、そっとしておけばよいですが、家での食事も一緒に取りたがらないとなると話は別です。
食事は必ずダイニングで家族揃って取るようにすること。
これは必ず守りましょう。

子供部屋を与えている場合、子どもが自室で食事をしたがっても許可してはいけません。

ダイニングで食べるならいらない、というからといって、食事を自室に運ぶのはもってのほかです。

ちょっとしたお菓子を自室で食べることがあったとしても、食事は必ず家族と取らなければならないということは、徹底して子どもに教えてください。

このようにメリハリをつけることで、子どもも反抗しながらもやっていいこと悪いことの区別ができるようになりますし、許される範囲の中で自立していきます。
そのほかの面においては、一過性のものだと思って親はあまり気にせず、どんと構えているほうがよいようです。

あまり過敏に反応してしまうと、よけいに子どもがそれを重たく感じてしまいますので、常に親は一定の精神状態でいるように心がけましょう。