乳幼児期に良い子育ての環境

kankyou

子育ての環境は重要

出産という大事業を経て生まれた産まれたての赤ちゃんを抱いて、嬉しさに思わず泣いてしまうママやパパもいることでしょう。
できることならこの子にとって最高の環境を与えてあげたい、そのように考えるのが親というものです。

赤ちゃんが産まれてからの生活は授乳に入浴にオムツ換えと大忙しですから、できるだけ出産前に乳幼児にとって良い環境というものを知っておくことは、その後の育児にとってもとても大事なことです。

赤ちゃんは生まれて3歳くらいまでに実に大きなものを吸収します。
生まれたての赤ちゃんはただ寝ていたり泣いたりするだけで、まだ目も見えず周りのことをよくわかっていないと思われがちですが、赤ちゃんは生まれてすぐからよく周りのことを見て感じているのです。

乳幼児期に環境

子供の正常な発育のためにはこの乳幼児期のよい環境は、とても重要になって来るのです。
昔は抱きぐせがつくから良くないということで、赤ちゃんが泣いても抱っこしないなどの育児方法が言われていたこともあるのですが、実はこれは間違いで赤ちゃんはできるだけ抱っこしてあげるのが良いと言われるようになりました。

泣くということは赤ちゃんにとって唯一の自己表現です。
泣くことでママやパパに自分の感情を訴えているのでから、赤ちゃんが泣いた時にはできるだけ抱っこしてあげて話しかけてあげましょう。
このような話しかけが乳幼児期にとっては最も大事な環境と言えるのです。

赤ちゃんが泣いてお母さんを呼べば、お母さんが抱っこして優しく話しかけてくれる、話している言葉の内容は分からずとも、その愛されている幸せな雰囲気は赤ちゃんにしっかりと伝わります。
この暖かい雰囲気を感じ取ると赤ちゃんは、この世の中は素晴らしいところなんだと感じることができるのです。

逆にいくら泣いても誰も来てくれず、厳しい雰囲気の言葉などをかけられてしまうと、赤ちゃんはこの世が幸せなところという実感を得ることができません。

小学生以降の環境

小学校に入ってから、子供によっては他の子に対して攻撃的になってしまったり、自分の気持ちがなかなか上手に表現できなかったりといった子供が出てきます。
それらの原因の一つとして乳幼児期の環境があるとも言われているのです。

育児中は忙しい毎日ですが乳幼児期にはできるだけ、たくさん子供に優しい口調で語りかけて、「愛されているんだ」と実感させることが、その後の子供の人生にとって最も大事な、生きていく強さや優しさを育むことができるのです。